アメカジストアー『Three Eight』｜ウエアハウス・Lee・ラングラー・トイズマッコイ.....etc♪

本日は、The REAL McCOY'S（ザ・リアルマッコイズ）より
JOE McCOY(ジョーマッコイ)のB/Dシャツと 後染めタイガーカモ
ショーツの完売していたサイズが再入荷しております。

お待ちだったお役様。
チェックしてみてください。


さて、今回は最近人気が再燃しつつあるLee（リー）について
改めて書いてみたいと思います。




アメリカを代表する三大デニムブランドである、Levi's・Lee・Wrangler。

そんな三社の中でも、より長い歴史を持つLevi's と Lee は、ライバルの
ように表現されることがよくあります。

そのLee の創業者である、H.D.Lee 氏に今回は焦点を当ててみたいと思います。

1849年、アメリカがゴールドラッシュに沸く時代に誕生したLee。

当時の多くの人々がそうであったように、未開の地である西部に夢をはせ
13歳で故郷を旅立ちオハイオ州にてホテルマンの仕事に就きました。

そこで得た蓄えを元手に、不動産の投資を行い多くの財を築いたそうです。

しかしながら、Leeはその頃から体調を崩し始めその治療に持っていた財産の
多くを失ったそうです。

その後、医師の勧めでカンザス州のサリナに移りそこで食品卸売業を業とする
H.D.Lee マーカンタイル社を設立しました。

そこでの商売は軌道に乗り、店舗数を拡大する等順調に会社は成長していきました。

1911年。
そんな、Leeに転機が訪れました。

当時、東部から仕入れていたワークウェアが納期が遅れスムーズな商品の
供給が出来ていない状況でした。

そこで、Leeは自ら工場を設立し、自社にてワークウェアの製造を始めました。
これが、現代まで続くLee（リー）ブランドの始まりともいえます。

Lee社の、初の商品が鉄道員向けに作られた"ビブ・オーバーオール"。
その機能性の高さから人気を博しました。

その後、1913年には車の整備を行う際に衣服が汚れないようなワンピース式の
ワークウェア"オールインワン"を開発。

この衣料が軍の目に留まり、第一次世界大戦中の歩兵用のファティーグとして
採用され会社は大きな成長を遂げました。

その後も、カウボーイ向けのデニムパンツ"Lee Cowboy" を製作したり、
ライトオンスながら13オンスのデニムと同様の耐久性をもつジョルト生地の
開発など様々な物を開発し会社を大きくしていきました。

また、Leeは昔から商才に恵まれていたといわれており、食品卸売業を営んでいた
時から商品を品質等級に分け独自のレーベルをつけたり、自社で製作したワークウェアに
それぞれ職業の名前を付けて売り出すなどネーミングも重要視した商売を行っていました。

またコマーシャルの面においては、細部にまでこだわって製作された自社の製品の
ミニチュアを着せた"Buddy・Lee" を店頭に置いた商品提案など他社とは1味違った
アイデアマンとしての1面も垣間見えます。

1928年に、心臓発作にてその生涯を閉じるまで、自らの才能を発揮して多くの
後世まで語り継がれる物を開発したLee。

その情熱こそが、Levi'ｓ と肩を並べるほどの一大ブランドを築き上げることが出来た
理由の１つではないでしょうか。

40歳で、一度築いた財を失い、そこから食品卸売業で再起し、
60歳を過ぎてから新たにワークウェアの販売を開始して、多くの
ものを開発した彼のバイタリティには本当に頭が下がる思いです。


Three Eight Jr